立てば芍薬・・・
2009年 05月 26日
美しい女性を表わす誉め言葉として知られている言葉です。

芍薬はブライダルシーンでも、ブーケのお花としてとても人気のある花材です。
しかし残念ながら、4月~6月でないと入手出来ません。
そんなところがなおのこと女心をくすぐります。
良く私は語ってしまうのですが、
ハッキリした四季に恵まれた環境で暮らせる私達日本人は、
とても幸せ者だと思います。
当たり前過ぎて気づいていない人が多いでしょう。
だからこそ、まさに季節を感じる花・草・木を今時の学生にも感じてもらいたくて、
このような作品を作らせています。
そして、一輪一輪の美しさを集めると、こんなに大きな力になります。

スケールメリット、空間をアートすることが出来ます。
白と黒の花器を使い分けることでニュアンスが広がります。

配色的には、ピンク・バイオレットにグリーンという反対色相を用いて、
やさしいピンクにメリハリを加えたアレンジをしています。
そこに、さらにオレンジというスパイスを加えてみると、こうなります!!

色の力は凄いでしょう。
計算された色を投入することで、
意図通りに全く違った「オリエンタル」な雰囲気を醸し出します。
やさしくて、神々しくて、豊かなこの花たちを眺めて、
心癒されながら、こう思うのでした。。。
「芍薬のような女性であれるよう、心掛けねば・・・」 と。