東京都現代美術館
2009年 12月 29日
そのまたタイトなスケジュールの中、足を伸ばして清澄白河駅から徒歩約10分、
「東京都現代美術館」へ行ってきました。

エリアとしては深川・・・というのが正しいのでしょうか?
関西人の私としましては、この辺りの土地勘はもちろんありませんので、深川の町も楽しみながら現地へ向かいました。
「深川資料館通り」と銘打った通りをひたすら直進すれば良いのですが、
道々目にするのは「深川めし」「深川丼」といった食堂の看板。
住宅街と妙に一体化したお寺さん。
そして、衝撃のこの風景

ちょうど向かいにこんな「深川LAB」なるお店がありましたから、きっとこちらの作品かとも推察されるのですが・・・

何ともまか不思議なごちゃ混ぜ的!!
東京下町のこのファンキー景観に、自ずと笑いが込み上げてきて、温かな幸せ気分をいただくこととなりました。
さて、メインの美術館はこれからです。

東京には立派な美術館がたくさん存在し、羨ましい限りです。
今回目指したのは「Luxury(ラグジュアリーファッションの欲望)」という企画展です。
ファッションにおける「ラグジュアリー」という視点から、時代や社会の価値観の変遷を再考することをテーマとしています。
18世紀のとっても視覚的にラグジュアリーなロココ調のドレスから、現代の才能溢れるデザイナー作品までが融合された構成となっていました。
一番感動したのは、ロココの時代の男性のファッションです。
マリー・アントワネットなどでも有名な女性の華麗なドレス「ローブ・ア・ラ・フランセーズ」は知られるところですが、
「アビ・ア・ラ・フランセーズ」と呼ばれた男性のファッションこそ、素材・シルエット・色遣いと贅沢の極み。
男性が着るために作られたフリルや刺繍というものが、なおさらラグジュアリー感を放っていました。
今時のオシャレな男子たちであれば、参考にできるところがあるでしょう。
企画展の会場中で写真を撮れないのが、非常に残念で。。。
ここに肝心の写真を載せられない辛さ。。。
この企画展は1月17日(日)まで。
併せてコム・デ・ギャルソンの川久保玲さんのコレクションも特別展示されています。
クリエイター妹島和世さんの空間デザインとの融合です。
透明空間で、何度もつまずきそうになりました。
ランチは2Fのカフェでベトナム料理の混ぜご飯?です。

量はそれほど無いのですが、松の実のようなモノが入っていて、その歯ごたえが面白くて、味わっているうちに満腹感を得ました。
最後に感動のアート作品を。

これは中庭に作られていて、人が入っても半分の高さにも満たないくらい大きな作品です。
一時間と少しで慌ただしく駆け抜けた美術館。
それでも、こういう時間を来年はもっと持ちたいと思う年の暮れでした。。。

