レンピッカ展 Spring Tour in Tokyo2
2010年 03月 27日
とインスピレーションが働き、
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで観てきました。
「レンピッカ展」

この作品名は「緑の服の女」
モデルは画家タマラ・ド・レンピッカの娘キゼット。
いつも「緑の服を着ている」私としましては、この展覧会を外すわけにはいきません。
生徒にも「緑の先生」と呼ばれているのですから・・・(笑)
(ちなみに上の絵のギゼット、瞳はグリーン、リップはオレンジレッドです。)
女性画家タマラ・ド・レンピッカはポーランド・ワルシャワの良家に生まれ、ロシアで思春期を過ごしました。
18歳で弁護士と結婚。
ロシア革命を機にパリへ亡命するが、働かない夫に代わって絵筆で生計を立てて行く決意をします。
絶世の美貌を持つタマラの描く作品は、どれも圧倒的な存在感を持って観る者を圧倒。
鋭い眼差しと、官能的な肉体がオーラを放っています。
「狂乱の時代」ともよばれた1920~30年代のパリで、華やかな生活を送りながら、
独特の力強い画風とその美貌で一世を風靡していきます。
パーソナルカラーで例えるならば、
「Winter画風」とでも言いましょうか・・・
少ない色数と、シャープなライン、強いコントラストで描かれています。
第2次世界大戦の中、アメリカに亡命。
一時は不遇の時代に陥ります。
この時代、作風ががらりと変わっています。
しかし、晩年になり改めて評価を受けることに!!
1980年82歳でその劇的な人生を終えます。
この展覧会は没後30年の回顧展ということもあり、数々の作品が集められていたのですが、
会場でそんなタマラ・ド・レンピッカの生涯年表を見ていて、驚いたことが・・・!!
彼女が亡くなって、遺言に従って遺灰を火山に撒いた日が、
1980年3月18日でした。
3月18日・・・
「今日じゃないの~~~!!」
鳥肌が立ちました。
呼ばれたのですね、タマラに。
「強く生きなさい!」と叱咤激励されているような。。。
女性としての生き様を教えていただきました。
そして、そして、色を学んでいる皆様、
色使いのヒントも満載ですよ。
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムでは5月9日まで。
関西では兵庫県立美術館にて、5月18日~7月25日まで開催されます。
皆様、どうぞオススメです。
私ももう一度観たいな・・・とさえ思います。
女性は綺麗に強く生きなくては・・・ね。。。☆