真珠の耳飾りの少女、観てきました。
2012年 12月 28日
マウリッツハイス美術館展へ行って来ました。
もちろん、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」をこのチャンスに観ておかねばと、
願っていたからです。

これは写真撮影OK用に用意されていたモノです。
高価なウルトラマリンを使った青は、想像よりも軽やかに感じられました。
黄色いターバンと衣装の色は、意外に落ち着いたマスタードに近い深みもあるイエロー。
その渋みで、少女というよりは、私には大人びた女性に思えました。
明度(色の明るさ)が高い黄色と、
明度が低い青。
フェルメールでなくとも、当然使ってみたい配色です。
展覧会の構成も分かりやすく展示されていて、
オランダ・フランドル絵画の奥深さをしみじみ受け取ることができました。
風景画にも感動しました!!

「農家のある森」ホッベマ
「ベントハイム城の眺望」ライスダール
には、息を呑みました。
長い題名ですが、
「四季の精から贈り物を受け取るケレスと、それを取り巻く果実の花輪」も。
父・息子の合作という、印象に残る作品でした。
そして、やはりレンブラントの凄さにも圧倒されました。
「シメオンの賛歌」はさすがの光りと陰。
その場の空気まで伝わってきそうです。
レンブラント自身の自画像もテクニックを駆使された興味深いものでした。


1月6日までの開催ですよ。
未だ見ておられない方々は、年末年始に是非お薦めです。
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